「……ミロと何の話をしていたんだ?」

何でも無いことのように装ったつもりだったが、
本から顔を上げ子供は不思議そうな表情をしてから、すぐ様、不遜な笑みを浮かべた。
「へえ〜」
「何だ?」
「アナタでもヤキモチなんて妬くことがあるんだなと思いまして」
「所有物の動向は知っておく義務があるだろう」
「それをヤキモチって云うんです。―――フフ」
「何だ?」
「ミロのコトは、一目置いて居るんですね」

 普段、星矢にじゃれつかれていても、氷河と映画を観に行ったんですと報告しても、ムウにお茶をご馳走になっている所に迎えに来ても、ただ黙って頭を撫でてくれる男が珍しいというより意外だった。シュラが指さしている場面は判る。昨日、アテナ神殿へ書類を届けた帰り、蠍座の黄金聖闘士と偶然にすれ違い、そのまま呼び止められ、二言三言、言葉を交わした。それだけなのだ。だが、紫龍の指摘にシュラは笑い声を発てた。

「あいつが絡むと、途端にご機嫌ナナメになる隣人を知っているだけだ。
それにアイツの手の悪さもな」
「―――向こうも同じようなコトをいってましたよ。
『お姫様には手に負えない男だから、火傷しない内に早く手を引いた方が身の為だって』」

うまい例えだなんて、感心している場合ではない。

「それで、お前は何て答えたんだ?」
「知りたいのですか?」
「ナマ云っていると、お仕置きするぞ」
 紫龍が又、笑顔を作る。
「例えば?」
「ほぉ、興味はあるんだ。なら、その身に知らしめてやろうか」
「あんまりイタイのはイヤですよ、俺」
「そいつは知らなかったな。―――で、どうする?」

 シュラの問いかけに答えるように、紫龍はすっと手を差しだした。

「俺はお姫様ではありませんから、大丈夫です」

と、礼儀正しく答えた子供の手に、恭しくも跪く、口付けをして男は思う。


―――ああ、もう、手に余っているのは、むしろ俺の方。

 llustration「OBLIVION VACANT」あさい様 COLOR&DRAFT−SHIRYU−SIDE
        「シベリアノ貴族」    純子様        DRAFT−SHURA−SIDE

 word    くおんしな 

えーと、北海道逗留三日目かな。酔っぱらいというよりは、ナチュラルハイになっていたので、
人様のスケブのシュラ紫龍を携帯カメラで撮っては、道外のお友達にシュラ紫龍補給をしていたのですが、
(めっさ、メイワク!!)そうか、ココで描いて貰ったら、普段、お世話になっているあの方に、サイコウのお土産が
出来るわねと、唐突に決意して、交渉を始める私。
「ねえねえ、●●さんに、おみやにするから、
純ちゃんとあさいさんで、シュラと紫龍、描いて〜」
「あっ、じゃあ、私、彩色します」

マジ、こんな感じで話がトントン拍子に進みました〜
その節はありがとうございます、あさいさん、純子さん。

さて、では何で、おみやにするはずのものが、自分サイトでノウノウと飾ってあるかというと、
たつまちから飛行機で話を聞いた、「三方一両の損」という奴でね。
純ちゃん、シュラ描いてくれた、
あさいさん、塗ってくださった、
じゃあ、私も何もしないのは、アレなんで、(流石に)
SSを書いて、皆が少しずつ苦労するという、まさに、大岡裁きだね、

流石、年の功、ということでありまして、
頂いたら、ジャイアン精神が発揮されたからでも、初めからそのつもりだったワケでも断然ありません。

ええ、本当に信じて下さい。

ま、でも、ワタシもあんまり厚顔無恥ではないので、
流石に読み返すと、お前、何様なんねんという、
ツッコミを自分にしております。皆様、優しい人で良かったね、私と、
月ちゃんから頂いた北海道みやげをぱくつきながら、カキカキするワタシです〜

所で、なんで、なりちゃんや、ましろんが居ないかというと、
その時間は布団の海に溺れていたからと思われ(笑)

やっぱ、合宿は最後まで起きているものが勝者になるというお話しでした。(笑)
だからこそ、Tシャツ着ていてもナイトなシュラと、
胸の辺りの骨加減が好みの紫龍がを描いて頂けるというワケです。
えへへ、幸せ〜無理してというか、強引におねだりして良かったでっす。

お二人とも、貴重なヒトコマ、本当にどうもありがとうございました〜<(_ _)>


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