雪よりも白い、聖なる白いの上で、私たちは子供になって、無邪気にじゃれ合う。
溶けていく口付け、噛んだり、嘗めたり、銜えたりして、
繰り返したり、そんなことをしているうちにはしゃぎ疲れて、貴方が眠る。
いつもだったら、冷たい美貌だけなのに、
今日の貴方は何処か幼い。まるで夢の中で鬼ごっこの続きをしているかのよう。
恐らく、その天使の姿を見た四人目の栄誉に身を委ね、
指で貴方の輪郭をなぞっていく。
貴方はまだ、目を覚まさない。
その瞬間、、雪より冷たいものが私の頬を伝った。
感謝とか、不安とか、予感とか、何よりも少しの背徳と歓喜に。
嗚呼、神様、
この人と一緒に逝くことをお許し下さい。
illustration 「アホに生まれて感謝しな」ミズ様
word くおんしな
クリスマスの頃に「アホ感」様で上げていた非保存のイラストを頂いたものに、
文章をムリヤリぶっこきましたー。
王子様に飾ろうかなとも思ったのですが、頂いた経由を考えて、こっそりでもないけど、
こっちにUPしようかなとー。
挿し絵というか、クリスマスの絵本のような一品。
ミズ様、改めてまして、ありがとうございます。
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