なにすんねん、というつっこみはさておき、元ネタと云うにはおこがましい正式タイトルは「天は赤い川のほとり」第46回小学館漫画賞を受賞した篠原千絵のばりばりの少女マンガです。

 地元の友達が病気でヒマしているからだろうからと、持ってきてくれました。ありがたや、ありがたや。部屋の片づけやら、小説書きやら更新やらでそんなにヒマではないのですが、大変楽しく読まさせていただきました。ありがとうっって此処で云うな。

 内容の方は現代日本のもうすぐ高校生の女の子、ユーリが古代ヒッタイト帝国にタイムスリップして、いつしかその国の皇子様、カイル皇太子と愛しあうようになり、彼を手助け、彼を皇帝にし、共にヒッタイト帝国の繁栄と治世の為に闘うという明快な縦糸に横糸のラブスートリーががっちり組合わさってます。少女マンガのお手本です。

そして、今時マンガだからちょっぴりHです。
主人公のユーリが現代人の知恵を使いこなしてないというのもいいです。あんま歴史も詳しくない。たまに驚くくらい。つうか、そーいやこの娘、現代人だったわねと、逆に違和感を覚えるくらい、なじんでいる。

彼女は自分自身の力で、皇妃に上り詰めていくんですけど、まあ、逆のその目覚めていく才覚が古代帝国になじみすぎだよとか、せめて乗馬と剣くらいどっちかは現代日本で収得して置いてくれとか、(あっという間に覚えた)(そして、旨いし、強い)タイムスリップする女の子は制服だよとかつっこみは色々ありますが、やっぱり面白くて一気に読めます。原稿の無い方にはお勧めの続刊23巻です。でも、まさに今、佳境。

と、真面目な紹介はコレまでにして本題。本編に置かれますヒーロー、カイル皇子が美形で金髪で(目は青く無かった)手が早くて、そのくせ主人公に一途で詰めが甘いところが、氷河にクリソツなんですよねえ。

神官だから勘は鋭いはずなのに、やな予感がすると云いながら、義弟をエジプトに行かせてみたり(そんで弟死亡)やっぱヤナ予感がするのにも関わらずユーリを遠征地から帰してみたら、その途中で行方不明になっちゃたとか、ユーリが好き好きで、ガマンできなくて、皇族だからこらえ性が無くて、ユーリがいやいやしているのにムリヤリ押し倒しても、私は陛下だからいいんだとか開き直ってるくせに、彼女に甘くて涙に負けて最後までいたらなかったりとか、そんなんばっかし。(^▽^ケケケ

 特筆すべきはユーリの生死が不明な時のへたれぶり。所詮は皇子様なので逆境には弱いのねという感じで、吐いちゃったりするのよ。ツボです。
(又、変なことを)

 元々ユーリはカイル皇子を失脚させるための生け贄としてナディア皇后という悪玉にこの国に連れてこられたのですが、ユーリの死がなぜ、カイル失脚に繋がるのか、1話では単なるイケニエだった彼女は、最近はユーリが居なくなると、たった一つの愛するモノを失ったカイルがダメダメになる、だから失脚という移行が女の子心を擽ります。
まさに氷河。てへっ。

ちゅことで、誰か氷河にずるずるべったんでちゃらちゃらとした民族衣装を着せてやってくれ。似合うよ、顔は良いから。―――オチはこれかい

 今回の御言葉は最速でお蔵入りになったので、ちょっと文章を付け足してみました。年間目標が氷河紫龍だというのによおお。
すでに1.2.3月、どれも目標に至ってないところが、(;_;)だね。
ガンバレ、氷河。←つうか私か。(^▽^ケケケ


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